HPをご覧の皆様へ

 

812連絡会事務局

 

いかがお過ごしでいらっしゃいますか? 今年は、事故から33年ですね。今年で、日本の表玄関である成田空港が開港して40年だそうです。開港後も激しい建設反対運動がありました。今、羽田空港の国際線旅客数は、成田のほぼ半数に達し、「国際線は成田、国内線は羽田」のすみわけも崩れています。今後は滑走路の新設も進み、東京五輪に向けて夜間運用時間の延長や格安航空会社専用の旅客ターミナルも拡張されるそうです。

 

世界の空を飛ぶ飛行機は、多くの命を預かっていることをひと時も忘れることなく、乗客が安心して乗れる乗り物として、事故を未然に防ぐたゆまぬ努力をお願いしたい。空は、さらに自動化が進み、高速度に、高精度に、高密度になることでしょう。しかし、どんなに技術や機械が進歩しても、安全を守るのは、命を預かる人間の日々のたゆまぬ努力なのだと思います。

 

今年も事故や災害の被害者との連携を図っていきたいと思います。私たち日本人は、多くの災害、地震を経験し、くぐり抜けながら生きてきました。災害の発生について、現在の科学で分かっている地球の営みはほんのわずかです。自然に畏敬の念を持ちつつ、想定外が起きうると考えることが必要です。災害や事故はないに越したことはありません、しかし起きる。その時のために備え、未然に防ぐためにもっともっと知恵とお金が使われ、人命を救うために社会が動いていくように身近なところで共に声を上げ続けたいと思います。

 

 

5月、群馬県藤岡第二小学校で講演をしました。事故直後、藤岡にかけつけ、絶望に中にいた私たち家族。そのそばに寄り添い、無言で支えて下さつた藤岡の皆様。そのことが被害者の孤立を防ぎました。藤岡の方たちとの交流は、33年間続いています。仕組みだけでは被害者支援は進みません。群馬の皆様にお目にかかるたびに、今も感謝の心が溢れ、人と人の出会いとはこんなに素敵なことなのかと思います。今後も多くの事故や災害の被害者の皆様と連携していきたいと思います。


石山寺に夢桜を見に行きました

812連絡会で2018316

今年も520本の夢桜を見に行きました。御巣鷹山の山道を思わせる石山寺の参道に凛と咲く桜。

 

御巣鷹の尾根の昇魂の碑の後ろにも事故後桜が植えられ開山には満開でした。